マイクロスコープを使用して根管充填材を取り除きます
投稿日:2023年10月28日
カテゴリ:根管治療
一度根の治療をした歯が腫れてきた場合、再根管治療が必要になるケースがあります。
再根管治療は以前の土台と根管充填材を除去し、汚れているところをきれいにしてから再度根管充填を行い、土台を建てていきます。
一般の根管治療では肉眼での治療を行っている先生が多く、歯の内部を見ることが難しく、手指の感覚で行うことが多くなります。
手指の感覚だけでは全てをきれいにするいことはなかなかできません。何度もレントゲンを撮ったりすることで感覚と実際の根管内を擦り合わせることはできなくはないですが、時間もかかりますし、無駄な被曝をすることになります。
マイクロスコープは歯科用の顕微鏡で2〜30倍で見ることができます。
根管充填材もはっきりとわかります。そして取り残しや、以前の治療での汚れを見ることもできます。
このように歯の内部を見て記録することもできます。
これは小臼歯の根の内部を見ています。
根管充填材を除去しているところです。
精密な根管治療には超音波チップも有効です。
少ない侵襲で汚れを除去できます。
汚れを取るために歯を削りすぎるのは割れるリスクを高めてしまうので良いことではありません。
きれいになってきたところです。
このように見えることができるときれいにするのはかなり楽になります。
マイクロスコープでの根管治療は修練が必要ですが、習得すると歯を長持ちさせることができる技術をえることができます。
根管治療が必要になった場合、マイクロスコープのある歯科医院で治療を受けることが大切です。
マイクロスコープを使用した根管治療を希望の方で調布市の歯科医院をお探しの方は柳沢歯科医院にご連絡ください。
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