根管治療後の型取り

投稿日:2023年9月20日

カテゴリ:根管治療

根管治療を行った歯は、土台を立てて、形を整えて被せ物を装着することが多いです。

根管治療は可能な限り根管内の細菌数を減らし、封鎖していきます。

土台と被せ物で新たに細菌が侵入しないようにすることが再治療を防ぐ方法です。

しかし、土台と被せ物を高い精度で行うのは難しく、土台や被せ物が取れたり、虫歯の取り残しなどで再治療が必要になることがとても多いです。

短い時間で高い精度を出すのは難しく、当院では型取りにはしっかりと時間をとっています。

これは形を整えた後の歯です。

歯と歯茎の間に圧排糸という細い糸を入れて歯と歯茎の境目を明示しています。

この糸が入っていると形成されたラインがしっかりと見えます。技工士さんに型取りした後にできた模型を扱ってもらいますが、その時に歯茎なのか歯なのかがわかるようになっているかが精度の高い被せ物を作成するポイントになります。

角度を変えて確認します。

マイクロスコープで拡大して均一に段差なく削ります。

シリコンゴムで型取りを行いました。

型取りした後もマイクロスコープで気泡が入っていないか確認します。

最後までしっかり確認することで高い精度の被せ物ができます。

一つ一つ丁寧な治療をすることで歯を長持ちに繋げることができます。

歯を長持ちさせたい方で調布市の歯科医院をお探しの方は柳沢歯科医院医ご連絡ください。