千円札に隠された文字をマイクロスコープで見てみる

投稿日:2023年8月18日

カテゴリ:根管治療 虫歯治療

当院の虫歯治療、根管治療ではマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を必ず使用しています。

当院の目的がなるべく歯を残してその歯で一生食べていけることを目的にしているため、可能な限り精度の高い治療を行う必要があるからです。

お口の中はとても暗く、歯はとても小さいので肉眼で行うのは大変です。

もちろん肉眼でもある程度の治療はできますが精度が低いです。

この精度が低いために、昔詰めた銀歯が取れたり、銀の被せ物の下で虫歯になったり、治療した歯がいたんだり再度腫れたりすることにつながっています。

当院では3種類のマイクロスコープがあり、歯科医師、衛生士の全員が使えるようになっています。

マイクロスコープは肉眼の2〜30倍の拡大で見ることができます。

マイクロスコープの練習で色々なものを観察することがありますが、その一部をご紹介します。

千円札を拡大してみていきます。

これは低倍率で見ています。

お札には様々な小さい文字が隠されているのを知っていますか?

今回は1000円の横の桜の花を拡大してみています。

中倍率で見ていますが、どうでしょうか?文字が見つかりましたか?カタカナが隠されています。

高倍率で拡大しました。

どうでしょうか。だいぶわかりやすくなった思います。

カタカナのニ、ホ、ンと書かれています。

これではっきりとわかったと思います。

お札の小さい文字を見るのは肉眼ではかなり厳しいです。

このお札の中の小さい字を探すのはマイクロスコープに慣れるために最初の頃行いました。

お口の中の小さい虫歯を探すのも同じです。肉眼では厳しいです。

虫歯を見つける、根の中の小さな穴を見つける、虫歯の取り残し、被せ物の形に削るなど様々な治療で肉眼とマイクロスコープでの精度の差があります。

歯を少しでも残したい、削る量を少なくした、歯の神経を残したい、歯を抜きたくないど、虫歯治療や根管治療でお悩みの方で調布市の歯科医院をお探しの方は柳沢歯科医院にご連絡ください。