前歯が欠けた。綺麗に治して欲しい。
投稿日:2023年8月9日
カテゴリ:虫歯治療
前歯を綺麗にして欲しい、と患者さんが来院されました。
以前、バスケットボールが前歯に当たって歯が欠けてしまい、歯医者に行ったところ「前歯の詰め物はすぐに取れるからやめておいた方がいい」と言われ、そのまま放置されてしまったようです。
診査をしてみると、犬歯の先端が欠けていました。
歯はエナメル質、象牙質、歯髄といった組織で構成されています。
表層はエナメル質、次が象牙質、一番内部に歯髄があります。
この患者さんは、エナメル質が欠けて内部の象牙質が露出していました。
まだ歯髄は問題がなかったのでそこまで大事にはなりませんが、なるべく象牙質も露出は避けた方がいいです。
これが欠けた状態の歯の写真です。
噛み合わせで欠けやすい位置ですが、なるべく歯を削らない治療で治していきました。
これが治療後です。
治療後は他の歯が全体的に白くなるので少し詰めたところが色が濃く見えますが、時間が経つと元の色と馴染んでいきます。
色も大事ですが、段差がなく、滑らかに詰めてあることがとても重要です。
噛み合わせも調整し、過度な干渉がないのを確認して、治療を終えました。
治療後3年ほど経ちましたが、今のところ全く問題ないです。患者さんも満足しています。
この詰め物の治療はダイレクトボンディングといい、たくさんの歯科医師が行っていますが、高い精度で行うにはかなり難しい治療です。
一見問題なく詰めてあっても、すぐに取れたり、段差があって色がついたり、汚れがついて再度虫歯になることがとても多いです。
小さい虫歯こそ精度の高い治療技術が必要となります。小さい虫歯を小さく詰めることが歯を長持ちさせることにつながります。
当院のように、虫歯治療、根管治療に特化した歯科医院で治療をすることをお勧めします。
詰め物や虫歯治療でお悩みで調布市の歯科医院をお探しの方は柳沢歯科医院にご連絡ください。
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