根管治療。内部を綺麗にするところをお見せします。

根尖性歯周炎は根の先に炎症が起こる病気です。虫歯などによって歯の内部で細菌が繁殖して炎症が起こります。根尖性歯周炎に対する治療は様々ありますが、まず第一に行うことが多いのが根管治療です。

根管治療は根の内部に繁殖した細菌を減らすことで治癒を図る治療です。

今回の患者さんは昔に根管治療を受けた歯が再度腫れたり、違和感があるので診てほしいと来院されました。

検査を行った結果、再根管治療が必要と判断し、治療を行いました。

被せもを外して歯の内部を見ていきました。

歯にラバーダムシートという青いシートを被せて、治療する歯だけを明示しています。

歯の内部が汚れているのがわかります。ボソボソになっていたり、ドロドロしている箇所もあります。

この古い材料を取り除いていきます。

当院では歯をできだけ削らないように超音波チップを使用して汚れているところを振動や撹拌を利用して取り除いていきます。

汚れは大きく削り取れば確かに綺麗になるかもしれませんが、その分歯がなくなってしまいます。

なるべく汚れだけ取り除くことがその歯を長持ちすることにつながります。

強い洗浄液を使用しながら洗いつつ殺菌しています。

細菌は目には見えませんので、殺菌効果の強い次亜塩素酸ナトリウムを使用して綺麗にしていきます。

濃度によっては危険な液体なので、ラバーダムシートがあると口の中にこぼれないので安心して使用することができます。

内部が見えていきました。

だいぶ綺麗になったのがわかります。

ここからさらに根の先の方までアプローチしていきます。

まずは上部を綺麗にしてそして内部へアプローチです。

虫歯を除去してラバーダムシートをして、上部を綺麗にして、内部へと進行します。

保険治療だと時間や材料に制約があるため、この工程が省かれやすいです。

いきなり内部へアプローチする場合もあるようです。

その結果、全国の平均で根管治療の成功率が3〜5割という低い結果が出ています。

実際この患者さんも一度治療しているのに治らなくて当院のような根管治療に特化した医院に来院しているのです。

根管治療はとても難しい治療です。なるべく歯を残したい方はぜひご連絡ください。

ただ忘れてはいけないことがあります。根管治療の成功率の高い歯科医院で歯を残すことはとても大事ですが、最も大事なのは根管治療をしないことです。根管治療を必要としない綺麗な歯をしっかり磨いて残すことがとても大事です。

歯をなるべく長持ちする方法、根管治療でお困りの方で調布市の歯科医院をお探しの方は柳沢歯科医院にご連絡ください。

幸い他県からも来院してくださる方も多くなっており予約が取りづらい時もありますが、なるべく早めの対応をしております。手遅れになる前にまず電話やメールいただけると安心できるかと思います。