再根管治療は古い根管充填材を除去して内部を綺麗にします

根管治療は、初めて根の治療に介入する治療と、一度治療した歯を再度介入する治療があります。

根管治療は、根の中を綺麗にした後に、根管充填材で封鎖して、土台を立てて、被せ物を装着する治療です。

再根管治療は被せ物を外し、土台を除去し、根管充填材を取り除き、再度内部を綺麗にして、また根管充填材で封鎖、土台、被せ物という流れになります。

とても工程も多く、以前の治療のやり直しになるので、歯が薄くなっていたり、穴が空いていたり、場合あによっては歯が割れていることがあります。歯が割れていたり、内部の虫歯が大きいと抜歯を余儀なくされることもあります。

根管治療はとても難しく再治療がとても多いです。

全国の平均で3から5割とも言われています。

実際他院で根管治療がうまくいかなくて、悩んで当院のような根管治療に特化した歯科医院に来院する患者さんは多いです。

この写真は根の治療して歯を上から見ているものです。

器具をかけてラバーダムマスクというゴムのシートをつけています。根管治療ではこのシートをすることで成功率を上げることができますが、時間やコストの関係上使用できていないのが現状です。

当院ではすべての根管治療にマスクをして治療を行います。

超音波チップを使用しながら、古い根管充填材を除去しています。

超音波チップは歯を過剰に削らないので歯を守りながら汚れを取ることができます。

汚れが取ることができました。

ここから洗浄液を何度も撹拌させて綺麗にしていきます。

一見綺麗に見えても、細菌は目に見えないので次亜塩素酸ナトリウムなどの強い殺菌力のあるお薬を使用します。強いお薬を使うのでラバーダムはお口の中、喉などにお薬が垂れるのを防止することもできるので安全に使うことができます。

内部に大きな穴が空いていたので、今回のお薬はセメントを使用して詰めています。

しっかり封鎖して細菌が入らないようにしています。

根管治療はラバーダムを行い、細菌が外部から入らないようにして、しっかり汚れを除去し、洗浄して、緊密に封鎖することで治癒を図ります。

ここまで行わないと高い成功率を出すことはできません。

根管治療でお悩みに方、歯を抜きたくない方で調布市の歯科医院をお探しの方はご連絡ください。