白い詰め物の下に大きな虫歯
投稿日:2023年6月22日
カテゴリ:虫歯治療
小さい虫歯は白いコンポジットレジンという詰め物で治療することがどの歯科医院でも近年多くなっています。
大きい範囲には向かないですが、小さい虫歯であれば一回で詰めることができますし、色も白いので患者さんからも以前のような銀歯より人気があります。
そしてこの治療は銀歯より歯を削る量が少ないのも特徴です。
しかし、このコンポジットレジンでの治療は術者の技術への依存度が高く、難しいです。
特になるべく歯を削らない治療というのを謳うが故に、虫歯が残ってしまい余計虫歯が大きくなってしまうこともあります。
今回は一見問題なさそうな詰め物ですが、内部で虫歯が広がっているケースについてお見せします。
これは下の奥歯です。
真ん中に白い詰め物がしてあります。数年前に治療したそうです。
詰め物としては一見綺麗に詰めてあり、問題なさそうですがたまに痛むことがあり、気になって当院に来院されました。
レントゲンで確認すると虫歯が広がっているように見えたので、外して確認していきました。
詰め物を外しているところです。
明らかかに内部が柔らかくなっていてい、変色もしています。
虫歯染め出し液を使用すると虫歯の部分がしっかり染まってきます。
内部に深く虫歯が進行していました。
健康な部分はしっかり残して虫歯だけを選択的に取り除いて詰め物の治療を行いました。
これが虫歯治療が終わってコンポジットレジンで詰めた後です。
段差なく綺麗に詰めることができました。
神経も抜かずに歯を保存しながら噛むことができるようになりました。
虫歯治療は精度がとても大事です。
精度が悪いと何度も再治療を繰り返すことになり、そのうち神経を取ったり、歯を抜くことになります。
最初の虫歯でしっかりと歯を保存するような虫歯治療を受けることがその歯の寿命を長くすることができます。
精密な虫歯治療で調布市の歯科医院をお探しの方は柳沢歯科医院にご連絡ください。
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