根管治療。次回まで入れるお薬。
投稿日:2023年6月2日
カテゴリ:根管治療
根管治療は回数がかかる治療です。
当院を含めた根管治療に特化した歯科医院は3回以内で終わることが多いですが、一般の保険の根管治療ではもっと回数がかかることが多いです。
根の治療は歯の内部の細菌の除去です。
歯の内部に棲みつている細菌を削り取っていきますが、細菌はそれだけでは全て除去できません。
そのため、機械的に除去し、化学的に洗浄して細菌を減らしていきます。
一回の治療で時間がかけられれば、そのまま一回で治療を終えることができますが、2回3回もしくはもっとかかってしまうことがあります。
根管治療に特化した歯科医院であれば一回の治療に90〜120分くらいかけて一気に終わらせてしまうことがありますが、一般の歯科医院では難しいです。
根管治療後に細菌の減少を図ってお薬を詰めます。これには次回までに細菌の増殖を抑える効果もあります。
日本ではさまざまなお薬が使われてきましたが、現在世界的に主流なのが水酸化カルシウムです。
当院でも水酸化カルシウムを使用しています。
この写真は下の奥歯の根の治療をしているところをマイクロスコープで記録したものです。
根の内部を綺麗にして水酸化カルシウムを詰めて次回まで蓋をしておきます。
次回は蓋を外して水酸化カルシウムを洗い流し、さらに綺麗にして根の内部を封鎖していきます。
根管治療は一つ一つの治療を丁寧に行うことで成功率があります。
根管治療でお悩みの方で調布市の歯科医院をお探しの方は柳沢歯科院にご連絡ください。
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