根管治療。以前治療した時に入れたガッタパーチャの除去
投稿日:2023年5月16日
カテゴリ:根管治療
根管治療にはおおまかに分けると、初めて根の治療をする場合と以前に治療した歯の再治療の場合ではやり方が違います。
初めて根の治療する場合は、虫歯を除去して、根の内部を綺麗にしていきます。そして、綺麗になったところでゴムやセメントのようなもので根の内部を緊密に充填していきます。そして土台を立てて被せ物などをセットします。これが初発の根管治療になります。
一度根の治療した歯が再度治療が必要になった場合も根管治療を行うことがあります。
その場合は、被せ物や土台を除去し、虫歯を除去して内部へアプローチしていきます。根の中には以前治療した時の充填材が詰まっていますのでこれを取り除きます。そして綺麗に洗浄し、再度充填していきます。そして土台、被せ物をセットしていきます。
歯の治療は再治療の回数が多ければ多いほど予後は悪いです。
なるべく1回目の虫歯でしっかり治すことが重要ですし、しっかり磨いて虫歯にならないのが最も大事です。
これは根の治療しているところをマイクロスコープで記録したものです。
歯の内部を見ています。
中に古いガッタパーチャ(根の充填材)が詰まっています。
超音波チップやニッケルチタンなどを使用して汚れを除去しつつ、古いガッタパーチャを除去していきます。まだ汚れが残っています。
マイクロスコープは肉眼の2〜30倍ほどの拡大で見ることができます。
ここまで拡大しても汚れやガッタパーチャを全部取れているかはっきりとはわかりません。なので根管治療を肉眼で行っている場合は、どうしても成功率は下がってしまいます。
成功率の高い根管治療にはマイクロスコープは必須です。
内部のガッタパーチャをしっかり取り除き、洗浄液で洗って綺麗になったところで再度根管充填を行います。
根管治療は一般的に行われている治療ですが、医院によって成功率が大きく左右されます。
根管治療でお悩みの方で調布市の歯科医院をお探しの方は柳沢歯科医院にご連絡ください。
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