被せ物の見えない気をつけるポイント

投稿日:2023年3月31日

カテゴリ:虫歯治療

虫歯の範囲が大きかったケースでは被せ物になる事があります。

虫歯が大きいと歯がほとんど失われて、一部が残っていても欠けやすくなるのでしっかり覆って上げることでその歯の機能を復活することができます。

患者さん目線で被せ物で気になるところはどこでしょうか?

見た目の色でしょうか?

金属だと見た目が悪い、他の歯との色合い、金属アレルギーの問題、などで選ばれる方が多いかもしれません。

当院は見た目も気をつけていますが、歯の長持ちさせることを第一に考えています。

歯の長持ちから考えると被せ物で気をつけなくてはいけないポイントで私が気をつけていることの一つは、適合性です。

被せ物と土台となる歯がピッタリと合うのがベストです。

しかし、マイクロスコープ(歯科用の顕微鏡)を使用して観察すると患者さんのお口の中は不適合な被せ物がとても多いです。

隙間が空いている被せ物は、取れてきたり、再度虫歯になることがとても多いです。皆さんも治療した被せ物が再度治療になる事を経験したことはあるのではないでしょうか。

当院では、再治療を可能な限り無くすためにマイクロスコープで拡大した視野で精密治療を行っています。

これは歯を削ったところを確認しているところです。このあと型取りするので歯茎と歯をしっかり明示するためや歯茎から出る滲出液を抑えるために歯茎の隙間に細い糸を入れています。

さらに糸を追加して型取りした時によりわかりやすいようにします。

型取りの時に糸を使用したり、マイクロスコープで確認することをルーティーンで行うことが精度を高くするためには必須だと考えています。

まだまだそれを普通にやる先生は少ないのが現状です。

型取りをしたところです。

型をチェックするのもとても重要です。

これを模型にして技工士さんは被せ物を作りますが、この精度が悪ければいいものはできません。

型取りは妥協できないポイントです。

被せ物や虫歯治療でお悩みで調布市の歯科医院をお探しの方は柳沢歯科医院にご連絡ください。