メディカルインタビューの勉強
投稿日:2023年1月24日
カテゴリ:根管治療
先日歯科医師先輩の勉強会に参加してきました。
コロナ禍になってからズーム会議がメインになっていましたが、今回はセミナー室に集まって開催されました。
コロナが始まってなかなか現地に行くセミナーが減り、今回勉強会のメンバーと現地で顔合わせる事はとても嬉しかったです。
レジェンドの衛生士さんが今回の講師で、グループディスカッションで勉強会は進行しました。
テーマはメディカルインタビューについてでした。
患者さんが初めて来院された時に、どのような情報を得るか、どのように対応するか、何を気をつけているかなどについて、話し合いました。
みなさんが気をつけているポイントは、患者さんがどのような主訴(歯科医院にきた一番の理由)を持っているかしっかり把握する事でした。
私たち歯科医師がついやってしまうのが、患者さんがきた理由をしっかりと聞かずに、医学的に問題があるところを先入観で探してしまうところです。
例えば、レントゲンで見て奥歯に治療しないといけない虫歯があっても、患者さんが前歯の詰め物が気になる主訴で来院してきた場合は、まずは前歯の話を聞かないと患者さんの来院理由が解消されません。もちろん奥歯の話もしないといけませんが、まずは前歯の話をして、理解してもらった上で今後奥歯の治療が必要なことを話す必要があります。
他にも、持病や飲んでいるお薬、アレルギー、歯科治療での不快症状などを聞きます。
これらのことは、歯科治療をするときに、気をつけないといけない処置、一般の医院ではできない処置やお薬を出すことができないケースがあるので、しっかりと事前にチェックする必要があります。
このような問診票から読み取れる情報も大事ですし、その他にも、患者さんの表情や喋るトーンなども気に掛ける必要があります。
歯科治療に不信感がある方、歯科恐怖症の方、歯科治療に詳しい方やお口のことに全く興味がない方、様々いらっしゃるので話をしながら患者さんの本心や希望を聞いてあげるように努める事が大事です。
私自身、どうも患者さんが打ち解けてくれないと悩むことがありますが、それは歯科医師側が壁を作っていることもあるかもしれない、しっかりと話を遮らず聞けてないかもしれないなど、思い当たる事が多いことを実感しました。
他にも沢山のことを学びました。日々の臨床に役立てるように来月のセミナーを楽しみにしています。
虫歯治療、根管治療でお悩みの方で調布市の歯科医院をお探しの方は柳沢歯科医院にご連絡ください。
■ 他の記事を読む■