糸ようじが切れる歯と歯の間の虫歯

投稿日:2023年1月20日

カテゴリ:虫歯治療

ほとんどの方が歯磨きを一日一回以上していると思います。

1日に、1回、2回、3回歯ブラシを行っている人の統計をとると、現在は2回の人が一番多く、次に3回、そして1回の人が一番少数という結果が出ました。

歯ブラシをしっかり行う人が多くなってきたということです。

そして、歯間ブラシやフロス、糸ようじを使用する人の割合も増えてきています。歯間ブラシやフロスなどは指導する先生や衛生士によって使うものや使い方が違いますが、歯と歯の間の汚れが取れればなんでもいいと思います。

今回のケースは、奥歯の歯と歯の間にフロスをやっていると毎回ほつれるので気になるという主訴で来院されました。

上の奥歯をマイクロスコープで写真を撮ったところです。

下の方に写っている歯は少し薄黒くなっている感じがします。

レントゲンで確認したり、様々な角度で確認したところ虫歯でした。

虫歯になると歯に穴が開いて、凸凹します。そこに糸が通ると引っ掛かり引き抜く時に切れたりほつれたりします。

糸ようじがほつれたり切れるのは何かあるので先生に確認してもらうのがいいでしょう。

ただ、切れたりほつれる理由は、虫歯以外にも歯と歯の間がキツすぎるなどがありますので、治療が必要ないケースもあります。

今回は明らかに虫歯だったため治療を行いました。

少し削ったところです。

虫歯になっているのがわかります。歯と歯の間にできた虫歯の穴も見えます。

この穴が引っ掛かりを生じていました。

この患者さんは虫歯の痛みはなかったようです。虫歯は痛みがないことの方が多いのです。フロスをやっていたことで違和感を感じて来院されたので、大きく進行する前に治療に介入できました。

削り終わった後です。

隣の歯も虫歯だったので綺麗にしてあります。

今回はコンポジットレジンという樹脂の材料で詰めていきます。

綺麗に詰めるのには技術が必要ですが、白くて強度もそこそこあり、近年ではどの先生も使用しています。

詰め終わった後です。

かなり綺麗に詰めてあるのがわかります。

段差なく詰める事ができました。

フロスで糸がほつれたら確認したもらいましょう。

虫歯治療を希望して調布市の歯科医院をお探しの方は柳沢歯科医院にご連絡ください。