奥歯にある虫歯のMI治療
投稿日:2023年1月17日
カテゴリ:虫歯治療
奥歯の虫歯治療はとても難しいです。
まず、奥歯は光が届きにくく暗くて見にくいです。虫歯の範囲がどれくらいか、どのような状態か細かく判断するのが困難です。
そして、歯科用の切削道具を入れるのも難しいです。お口の奥であればあるほど、道具を入れるのが難しくなっていきます。
奥に道具を入れるとより見にくさも増してしまいます。
さらに、唾液が奥に溜まるので見にくくなるのと、接着操作や型取りをするときにしっかり乾燥するのがとても難しいです。
舌や頬も奥の方だと分厚くなっていて、傷つけるリスクが上がります。
悲しい現実ですが、奥歯は虫歯の取り残しだったり、被せ物の不適合だったり、すぐに詰め物が取れてしまったりとトラブルが多いです。
一度治療したところは虫歯が再発すると、より虫歯は深いところまで進行し、神経をとることになったり、場合によっては抜歯になってしまいます。
なるべく、1度目の治療から再発がないように精度の高い治療を選択する事が歯を抜歯する事から守ります。
そして、もっと大事なことは一度目の虫歯にならないようにしっかりブラッシングのコツを覚えることです。虫歯にならなければ抜歯のリスクはかなり減ります。
虫歯治療やブラッシング指導を希望の方はご連絡ください。柳沢歯科医院
奥歯の虫歯
親知らずが原因で奥歯が虫歯になったケースです。
一番奥の裏側なのでミラーをうまく利用してマイクロスコープがあるからなんとか視認できています。
ここには普通の道具では届かないので、歯科の中でも特殊な2回湾曲した超音波チップを使用して虫歯を削っていきます。
ピッタリ当たっているのがわかります。
この道具がそもそも所持している先生がいないのと、使用も難しいです。
健康な部分を削らずに虫歯だけ削るのがとても難しいです。
一般の治療だと健康な部分も大きく削って見やすくしたり、金属を詰めるために表面積を大きくするために大きく削って詰めることになります。
歯の奥側のみを削ったところです。
上から削れば見やすく治療もしやすいですが、少しでも削る量を少なく、噛み合わせも本来のままですので、歯の長期保存につながります。
詰め終えたところです。
全く段差がなく違和感がないです。
後はしっかり磨きさえすればまず虫歯になることはありません。
このようになるべく健康な歯を削らず、歯を長持ちさせたいと考えている方で調布市の歯科医院をお探しの方は柳沢歯科医院にご連絡ください。
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