根管治療。小さな隙間の汚れを取る

投稿日:2022年12月22日

カテゴリ:根管治療

根管治療は、根管内部に存在する虫歯菌に感染した神経や血管を取り除き、根管内部の洗浄・消毒で殺菌した後にお薬を詰めて根管を密封します。

治療の成功率を上げるためには、ラバーダム、マイクロスコープ、CTなど様々な器具が必要になります。

そして、可能な限り歯の内部の汚れを除去し、清潔な状態にすることで治癒していきます。

これは上の歯の根管治療をしている写真です。

ラバーダムをしてマイクロスコープで記録しています。

虫歯が大きかったので、補強をしてラバーダムがかかりやすいようにしてあります。

角度を変えてチェックしていきます。

古い材料を取るのはもちろんですが、隙間や汚れがあるかをチェックしながら綺麗にしていきます。

従来の道具だと根管を綺麗にするときに、まん丸に削ることしかできませんでした。

しかし、実際の根管は楕円形だったり、細い溝があったり、二つの管が繋がっていたりと、様々な形を呈しています。

そこでマイクロスコープで拡大視野で見ながら、細い超音波チップを使用して溝や楕円形を綺麗にしてい口必要があります。

少しづつですが溝を綺麗にしていきます。

難しいのが、闇雲に削ったり、大きく削り過ぎてしまうと小さい歯ですから簡単に穴が空いてしまいます。レントゲンやCTなどを活用して慎重にアプローチすることがその歯の寿命を伸ばすことにつながります。

根の先にはまだ古い材料があります。先端に近づくほど取りにくくなるので時間がかかります。

このようにラバーダムを行い、マイクロスコープを使用して精密に根の治療を行うことが成功率を上げる大前提になります。

根管治療でお悩みの方で調布市の歯科医院をお探しの方は柳沢歯科医院にご連絡ください。