2回目の根管治療。古い材料の除去

投稿日:2022年11月22日

カテゴリ:根管治療

歯科治療の中で頻度の高い治療に根管治療があります。

根管治療は歯茎が腫れたり、歯が痛くなったり、噛むと痛いなどの症状がある場合に必要になる場合があります。

この頻度の高い根管治療ですが、保険と自費治療で行っている先生がいます。

保険治療は3割で受けることができる昔ながらの一般的な治療で、自費治療は、根管治療に特化している医院や最新の器具などを揃えている最先端の技術で行っている治療になります。

保険治療は成功率が全国で統計を取ると3~5割くらいと言われています。自費治療は8〜9割くらいの成功率と言われています。

根管治療は失敗すると、再治療を行うか、外科的な処置、場合によっては抜歯になってしまいます。

自分ではそこまで大事になると思ってないのに、いきなり抜歯を宣告されることがありますが、この根管治療の失敗によるものも多いです。なので、最近は自費の根管治療の需要も高くなってきています。

 

マイクロスコープで歯に強い照明を当てて、拡大してみているところです。

歯の内部がよく見えるのがわかると思います。

保険の治療は肉眼で治療することが多いので、見て行うと言うよりは手指の感覚で行います。

感覚で治療だと術者の技術依存が大きいのと安定していい結果を出すことはできません。

この写真を見て貰えばわかりますが、内部3つ材料が入っているのがわかります。

これは以前の治療で詰めた古い材料です。汚染されている可能性があるので除去していきます。

少しづつ除去して行っています。汚れが取れてきているのがわかると思います。

拡大して細かく見る事も可能です。

汚れの取り残しがないか、ヒビが入っていないかなど精査することはとても重要です。

このような写真を見れば、歯の治療が何をやっているか、汚れているかどうか、なぜ根の治療が必要か、保険治療ではなぜ治りにくいかなど、なんとなくご理解いただけると思います。

当院では、このように治療前や治療後にお見せして根管治療について理解していただきます。

根管治療でお悩みの方で調布市の歯科医院をお探しの方は柳沢歯科医院にご連絡ください。