根管治療は最後にガッタパーチャを詰めます
投稿日:2022年10月22日
カテゴリ:根管治療
歯の根の治療(根管治療)についてご存知ですか?
虫歯が大きくなって神経をとったり、以前神経の治療した歯が再度痛みが出たり、歯茎が腫れた時に根管治療が必要になることがあります。
歯の内部が汚れて細菌感染している状態なので、汚れを物理的に除去し、薬剤をなどを用いて可能な限り洗浄して綺麗な状態にしていくことで治癒を図ります。
根管治療は歯科医院で沢山行われている治療の一つですが、成功率がとても低いです。
全国の抜髄(初回の根管治療)の成功率が3〜5割という報告もあります。
半分以上が失敗してしまいます。失敗した場合、再治療や歯根端切除や抜歯になってしまいます。
再治療でうまくいけばいいですが、残念ながら抜歯になってしまうケースもあります。
根管治療の成功率を上げるには、さまざまな要因がありますが、一つに緊密な根管充填です。
根管充填とは、根の中を綺麗にした後に空洞を薬剤で封鎖することを言います。
根管を清掃しているので、綺麗にした後は空洞になります。このまま放置すると、空洞は細菌が繁殖するスペースになるので、隙間をなくす必要があります。そのために、ガッタパーチャといったゴム製の材料やMTAというセメントで封鎖します。根管充填自体はどの先生も行っていますが、高い精度で緊密に根管充填を行うのがとても難しいです。
この写真は前歯の根管治療時のものです。
真ん中に穴が空いています。これが歯の根の中が見えている状態で、さまざまな器具や洗浄液などを使用して綺麗にしていきます。
根管充填したところです。根の内部に材料が詰まっているのがわかります。
根管充填は根の治療の最後に封鎖する大事な工程です。
一つ一つ丁寧な治療が根管治療を成功に導きます。
根管治療でお悩みの方で調布市の歯科医院をお探しの方は柳沢歯科医院にご連絡ください。
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