歯ブラシの時に引っかかる銀歯

投稿日:2022年7月1日

カテゴリ:虫歯治療

歯ブラシしている時に引っ掛かりを感じたり、糸ようじ、フロスを行なっている時に糸がほつれたりすることがあると思います。

この写真は歯磨きをしていて引っ掛かりを感じるとおっしゃていた患者さんの上の歯を歯科用顕微鏡(マイクロスコープ)を使用して記録したものです。

マイクスコープで歯をチェックするときにはいくつか気をつけないといけないポイントがあります。今回は汚れや穴と段差を見ます。

汚れが停滞していると細菌が繁殖し、その繁殖した細菌の出す酸によって歯が溶かされて穴ができていきます。穴が開くと、そこに汚れがつまり歯磨きでも取れにくくなります。そうなるといくら磨いても汚れが取れずどんどん内部が溶かされていき、歯の神経まで侵食されたり、あまりに大きく虫歯になってしまい、抜歯になってしまうことがあります。

この写真をみると汚れは歯と歯茎の際のところに少し停滞しています。

ベッタリとついているわけではないですが、歯と歯の間にも汚れがあります。(見辛いです)

穴は空いてないように感じます。大きな虫歯は見た目ではなさそうです。

もう少し拡大してみていきます。

高倍率で見るとわかりますが、歯と銀の詰め物が綺麗に適合していません。

段差があり、隙間に汚れが詰まっているようにも見えます。

銀の詰め物を段差なく詰めるのはとても難しいです。マイクロスコープで見ると段差があり、その段差から虫歯になっているケースがとても多いです。

歯磨きをして引っ掛かりを感じるくらいならば段差としては大きいのでしっかりとチェックしてもらいましょう。

もちろん形態の問題で引っ掛かりを感じることもあるので、絶対に虫歯ということではありません。しっかりとマイクロスコープなどで確認してもらうのがいいでしょう。

虫歯治療で精密なマイクロスコープの治療を希望して調布市の歯科医院をお探しの方は柳沢歯科医院にご連絡ください。