見えない虫歯の恐怖

投稿日:2022年5月9日

カテゴリ:虫歯治療

歯に穴が空いたり、黒くなったり、痛みが出たりすると虫歯を疑いますよね。

間違ってないです。

虫歯は歯についた汚れによって細菌が繁殖し、細菌の出す酸にによって歯が溶けていきます。

歯が溶けていくと穴が空いていきます。そして、歯の内部には感覚を司る神経が通っていますので、虫歯が大きくなると神経が反応して痛みが出ます。酸によって溶けると変色するので色も変わります。

ただ、この穴や黒くなったり、痛みがなくても虫歯は存在します。

虫歯は黒色以外にも茶色や白い色も存在します。

そして痛みがなくても虫歯は存在します。しかも、小さい虫歯も大きい虫歯でも痛みが出ない時があるので、痛くないから虫歯ではないと思う方がたまにいらっしゃいますがそれは虫歯を放置して大きくしてしまうのでとても危険です。

穴に関しても、穴の位置が歯と歯の間の場合見つけることがとても困難です

特殊な道具を使用しないと中々歯と歯の間の虫歯は見つけることができません。

見つけることができる頃にはとても大きな虫歯の穴になっていることがとても多いです。

これはある患者さんの上の歯をマイクロスコープで拡大してみているところです。

肉眼では気付きにくいですが、拡大するとこの歯が怪しいことがわかります。

この歯は肉眼では穴が空いているように見えないですし、黒くなっていないですし、痛みもありませんでした。

歯の間を少し広げる装置を使用して隙間を見ています。

ちょっとわかりにくいかもしれませんが、歯と歯の間が虫歯になっているのがわかります。

痛みはないですが、患者さんに治療の必要性を説明し、治療を希望されたので虫歯を削っていきました。

少し削ると中がドロドロになっていて、中空になっているのがわかります。

これが虫歯の怖いところです。

当院では虫歯の治療や根管治療ではマイクロスコープを使用してなるべく歯を削らずに精密ない治療を行い、少しでも歯を長持ちさせるように心がけています。

ただ、精度の高い治療よりも、普段からしっかり定期的に検診に行き虫歯歯周病などチェックしてもらい、自分自身で綺麗に磨けるようになることがとても大切です。

根管治療や虫歯治療を精度の高いマイクロスコープでの治療を希望の方で調布市の歯科医院をお探しの方は柳沢歯科医院にご連絡ください。