根管治療での古い材料の除去

投稿日:2022年3月15日

カテゴリ:根管治療

根管治療

根管治療は根の中の汚れをとって清潔な材料で封鎖していきます。

ゴム系の材料が多いですが、セメント系の材料もあります。

根管治療は再治療になる確率がとても高いです。

治療をしたのに数年後に歯茎が腫れてきた、歯が痛くなったなど経験ある方もいるかもしれません。

再治療になる確率は、5〜7割くらいあると言われています。

この原因はたくさんありますが、虫歯の取り残しや、細菌の再繁殖、隙間や段差からの再感染などがあります。

この写真は以前治療した歯が痛くなったので来院された患者さんの歯の中です。

ラバーダムをして歯の内部を拡大してみています。

根の中には以前の治療でつめた材料が入っています。今回はゴム製のガッタパーチャという材料が入っていました。この材料は除去するのがとても難しく、マイクロスコープがないと全部取り切るのはとても大変です。

細菌が住み着いている可能性があるので除去していきます。

当院では超音波の道具を使って侵襲が少ない状態で汚れをとっていきます。

少しづづ上部のほうから取り除き、根の先の方まで綺麗にしていきます。

洗浄液などで洗いながら清潔にしていきます。歯の中をお掃除して清潔にしている感じです。

だいぶ綺麗になってきました。

黒くなっているところは根の穴です。材料が取れて内部が見えてきています。

マイクロスコープはかなり強い光を使用して、かつ拡大して治療ができます。

それでも全てが完全に見えるわけではありません。

肉眼での治療はほとんど見ることができないので手指の感覚頼りです。

これでは根管治療の成功率は上がりません。

当院では、マイクロスコープ、ラバーダム、CT、様々な機材を使用し、そして、一番大事な私たち自身の知識と技術を常に向上させることで、9割以上の成功率を保っています。

根管治療でお悩みで調布市の歯科医院をお探しの方は柳沢歯科医院にご連絡ください。