樋状根の根管治療

投稿日:2021年10月13日

カテゴリ:根管治療

右下の奥歯の歯茎が腫れた・・・

患者さんは40歳代の女性でした。右下が腫れたとのことで来院されました。

診査の結果、根の先の炎症「根尖性歯周炎」であると診断し、根管治療をすることになりました。この炎症は、いわゆる「根の先の膿」と言われるものです。原因は、歯の内部に入り込んだ細菌感染なので、それを取り除くのが「根管治療」です。考え方は簡単ですが、それを行うのがとても難しい治療なので、多くの歯科医師が悩み、そして、根管治療が上手くいかず悩んでいる方が後を絶ちません。日本の根管治療の成功率は50%以下である、というようなデータもあります。

 

樋状根と呼ばれる歯でした

今回の患者さんのケースですが、マイクロスコープのない歯医者さんが特に難しいと言う「樋状根」と言うものでした。

このように「C」の形をしています。これは、綺麗になった後の写真です。綺麗になったことで、歯茎の腫れも解決できました。樋状根はマイクロスコープがないと、とても厄介な書類の歯ですが、マイクロスコープがあると、ケースにもよりますが、そこまで難しいものではありません。

このような精度の高い根管治療を希望される方は、ぜひご相談ください。

柳沢歯科医院