激痛のある歯の内部からの大量出血
投稿日:2021年9月28日
カテゴリ:根管治療
抜髄とは?
歯髄と呼ばれる歯の内部に存在するゼリー状の組織、いわゆる神経を取り除く治療です。根管治療のうちの一つです。虫歯が大きく、歯の内部に細菌感染が及ぶと、歯髄が細菌感染し、歯とその周囲の組織に悪影響を及ばします。これを未然に防ぐために、歯髄を取り除く必要があるケースがあります。これを「抜髄」と呼びます。
激痛を伴うケースもある
この抜髄が必要になるケースでは、眠れないほどの激痛を伴う場合があります。
最近、来院された患者さんもそうでした。30歳代の女性です。激痛で動けなくなるほどの症状があり、当院に来院されました。診断の結果、右上の歯に大きな虫歯があり、抜髄が必要になりました。
ラバーダムを施し、マイクロスコープを用いて虫歯を取り除いていくと・・・
歯の内部から、大量の血が出てきました。恐ろしいですね。虫歯菌に侵された神経は、炎症を起こし、痛み、このような大量の出血を伴うことも、決して珍しくありません。
幸いなことに、治療の甲斐もあって、痛みは全くなくなったそうです。
このような精度の高い根管治療を希望される方は、ぜひご相談ください。
柳沢歯科医院
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