根管治療ではマイクロスコープが効果を発揮します
投稿日:2021年8月4日
カテゴリ:根管治療
右上一番奥歯の根管治療
患者さんは、30歳代の女性。右上の一番奥の歯に、咬んだ時の痛みがあるとのことで来院されました。
診査の結果、根管治療が必要と判断し、患者さんを相談し、治療を始めることになりました。
装着されていた詰め物を除去し、ラバーダムをして、マイクロスコープを用いて、歯の内部を拡大して観察しました。
通常、3〜4つの根管がある歯ですが、この歯の内部は、何やら、複雑そうでした。
内部を確認し、
ニッケルチタンファイルで内部を探索すると・・・
根管の入り口が5つもあったのです。これは、なかなか珍しいケースでした。
マイクロスコープの効果は絶大
このような、複雑な形をしている歯の内部を肉眼で正確に治療するのは、不可能ではないかもしれませんが(私にはできません)とても難しいです。そのため、根管治療では、マイクロスコープが絶大な効果を発揮します。むしろ、マイクロスコープなしで、良く根管治療ができていると思います。不思議でなりません。
私の場合は、マイクロスコープがなければ、根管治療などできません。そして、マイクロスコープを用いることにより、より精度の高い根管治療が可能になります。
このような、精度の高い根管治療を希望される方は、ぜひご相談ください。
柳沢歯科医院
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