歯に穴が空いているケース MTAで埋めました
投稿日:2021年6月12日
カテゴリ:根管治療
左上が痛い・・・
患者さんは60歳代の女性です。他院で根管治療をしていましたが、最初はなんともない歯が、痛み始めました、とのことで来院されました。
患者さんと相談し、根管治療を行うことになりました。
内部を、マイクロスコープで拡大して観察してみると・・・
なにやら、モッコリした材料が充填してありました。
削ってみると、これは、他院の先生が埋めたレジンでした。このレジンを取り除き、確認すると・・・
穴が空いていました。おそらく、3つある根管のうちの、一つが見つからなかったのでしょう。そのため、削って探して、変な方向に穴を開けてしまったのでしょう。根管治療は難しいので、仕方のないことです。
しかし、変なの方向に穴が空いたとしても、残すことのできる歯はあります。その方法がMTAセメントによる穴の充填です。
これが、MTAセメントで穴を塞いが内部の写真です。
この患者さん、幸いにも、痛みもなくなり、ブリッジの支えとして使えています。この歯がなくなったら、入れ歯か、インプラントしかありませんでしたから、よかったですね。
このような穴が空いているケースで、抜歯を診断されるケースが多く見られます。しかし、諦めるのは早いかもしれません。このような治療法で、残すことができるかもしれません。
根管治療で困っている方は、多くいらっしいます。当院に、そのような患者さんがたくさんいらっしゃいます。もしよければ、ご連絡ください。
柳沢歯科医院
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