ヒビが入っていると診断されたが・・・
投稿日:2021年5月24日
カテゴリ:根管治療
根に入ってしまうヒビ
このブログを読んでいる方の中には、歯科医院で「根にヒビが入っているから抜歯です。」と言われたことのある方がいらっしゃるかと思います。この根に入ってしまうヒビのことを「歯根破折」と呼びます。
これが歯根破折してしまった歯です。この歯根破折は、歯にとっては致命傷であり、「抜歯」が定石です。このヒビに細菌感染が起こり、痛みや歯茎の腫れを引き起こしますが、この最近は、歯を抜いて問題を解決することが多いのです。
他院で歯根破折と診断されたのに・・・
この歯根破折の確定診断は、その「ヒビ」が確認された時に、初めてできるのですが、当院に来院した患者さんの中には、「歯根破折」と確定できないのに、「歯根破折」と診断され抜歯と宣告されてしまった方もおられます。
もちろん、根管治療を受けた歯の治療「再根管治療」を行う歯は、全て「歯根破折」を疑い治療をするのですが、見えてもいないのに「歯根破折」と診断するのは、早まった判断です。
当院では、この「歯根破折」をマイクロスコープを用いて、拡大して確認しています。もしかすると、その歯には「ヒビ」が入っていないかも知れません。
本当に「歯根破折」が起きているのか、もう一度確認を希望する方は、ぜひご相談ください。
柳沢歯科医院
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