根管治療の必要な歯の内部は汚い
投稿日:2021年5月17日
カテゴリ:根管治療
根管治療とは?
一般的に「根の治療」「神経の治療」と呼ばれる治療のことです。
歯の内部に入り込むと、その歯の周囲組織、主に、根の先の組織に炎症がおき、骨がとけ、歯茎が腫れる、痛む、などの症状が出ます。時には、なんの自覚症状もない場合もあります。むしろ、ない場合の方が多いかと思います。
この炎症を、歯の内部に入り込んだ汚れを取り除くことで治すのが「根管治療」です。
歯の内部には汚れがたくさん・・・
しかし、一言で「歯の内部の汚れ」と言われても、イメージしづらいのでは?と思いますので、ここでは、実際に根管治療をしている歯の内部がどれだけ汚れているのかを、マイクロスコープで撮影した写真で提示致します。
ある上顎の大臼歯の根管治療です。
前に治療した先生がつめた材料を取り除いているところの写真です。一緒になって汚れが出てきます。
次に、全く触られていない部分を、改めてキレイにしているところの写真です。超音波チップを用いています。汚れが吹き出してきます。
このように、根管治療の必要な歯の多くは、とても汚れています。これらを精度良く取り除き、歯とその周囲の組織の健康を守るのが、根管治療なのです。
この根管治療の精度で、この歯の一生が決まると言っても過言ではありません。根管治療がうまくいかず、困っている患者さんがあとを絶ちません。それほど、根管治療は難しい治療であり、多くの歯科医師には、できない治療なのです。本気で歯を残したい人は、費用がかかっても、精度の高い治療を受けることを、強くオススメ致します。
柳沢歯科医院
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