マイクロスコープを用いた抜根
投稿日:2021年5月10日
カテゴリ:根管治療
抜根とは?
何本かある根のうちの一本を取り除く治療のことです。
奥歯の大臼歯と呼ばれる歯は、複数本の根があります。これらのうちの一本に何らかの問題がある場合に、その一本を取り除くことがあります。
専門的に言うと下顎の場合「ヘミセクション」、上顎の場合は「トライセクション」と言います。
マイクロスコープを用いて抜根をしたケース
ある40歳代の男性の患者さん。右上の奥歯が根っこだけになってしまいました。
内部を見てみると・・・
このような状態でした。相談の結果、この歯が持つ3本の根のうち、一本を取り除く、トライセクションを行うことになりました。
これを、マイクロスコープを用いて行いました。
マイクロスコープで拡大しながら、一本の根を切り外していきます。
3本のうちの1本を取り除いた状態の左上の奥歯です。
残っている歯の部分が少ないので、「抜歯」と診断する歯科医師もいるかもしれませんが、少しでも長く持てば良い、と考え、患者さんと相談し、このような治療方を選びました。
このような、マイクロスコープを用いて、精度の高い治療を患者さんと相談しながら行う歯科医院をお探しの方は、ぜひご相談ください。
柳沢歯科医院
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