重要なレジンの壁
投稿日:2021年5月6日
カテゴリ:根管治療
治療中に唾液が入らないような工夫が必要
根管治療は、歯の内部に入り込んだ細菌を取り除き、歯とその周囲の組織の健康を回復、もしくは、守るために行います。そのため、治療中に、細菌が多く含まれる唾液が歯の内部に入り込んでは、治療の意味がなくなってしまいます。
そのため、ラバーダムをして根管治療をすることが、とても大切です。
しかしながら、虫歯で歯の部分がなくなってしまうと、ラバーダムをしても、その部分から唾液が入り込むリスクが高くなります。
そのため、唾液が入らないよう、工夫が必要になります。
コンポジットレジンで人工の壁を作る
この工夫の一つが「コンポジットレジンでの人工の壁」です。
この歯の部分がなくなった部分に、
コンポジットレジンで、人工の壁を作ります。この状態でラバーダムをすることにより、根管治療中に唾液が入り込むリスクを低くすることができます。
もちろんラバーダムをすることは、とても大切ですが、歯のなくなってしまった部分に、精度の高い人工の壁を作ることがとても大切なのです。
柳沢歯科医院
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