痛みが取れてもそれで終了ではありません

投稿日:2021年4月26日

カテゴリ:根管治療

歯科治療の本質は「細菌感染」のコントロール

多くの方が、「歯の痛み」で歯科の受診経験があるかと思います。しかしながら、この「痛み」は歯科の本質ではありません。歯科医師は、「咬む力」と「細菌感染をコントロール」をコントロールすることにより、歯と口腔内の健康を守っています。

そのため、「痛み」ないが、症状が末期まで進み、抜歯になってしまうケースは想像以上に多いのです。

このような背景から、私は患者さんに

「痛いかどうかは関係ない」

とまで言います。

 

痛みが取れて安心してしまう患者さんが多い

しかし、どうしても痛みに流されやすい患者さんも多いと思います。

もし、虫歯が大きく、神経が感染を起こし、痛みが出ている場合。歯医者さんを受診し、神経を取って痛みが取れた経験のある方は多いと思いますが、これが「落とし穴」。患者さんは、痛みを取ってくれた歯科医師に感謝するかと思いますが、ここからが本当の勝負。いかに歯の内部を感染させないように根管治療することが、この歯を長持ちさせる最大のポイントなのです。

「痛み」が取れても、それで終了ではありません。

いかに細菌感染させないようコントロールし、精度の高い根管治療を行うかどうかが、歯の寿命に直結するのです。

柳沢歯科医院