神経の治療をしている歯を治療途中で放置すると大変なことが起きます
投稿日:2021年4月15日
カテゴリ:根管治療
神経の治療をした歯は割れやすい
多くの方が受けたことのある根管治療。一般的には「神経の治療」「根の治療」と呼ばれるものですが、この治療を受けた歯は、治療の都合上、大きく穴があけられ、虫歯の部分を溶けているため、大部分が失われています。そのため、咬む力に抵抗できずに、残っている部分が割れてしまいやすいのです。
この理由から、根管治療を受けた歯は「被せて補強すべき」なのです。
放置すると大変なことが・・・
しかしながら、このように、壊れやすい根管治療を受けている歯を、治療途中で放置してしまう患者さんが結構います。痛みがなくなって満足しているのか、わかりませんが、治療途中の歯を放置すると、大変なことが起きます。
理由は「歯が割れてしまう」のです。
実際に、当院に来院された患者さんの写真を提示致します。
ヒビが入っているのがわかると思います。これを触ると、
グラグラします。
幸い、この歯のグラついている破片を取り除くと、ギリギリ保存できる状態でしたので、根管治療と被せ物の処置をして、残すことができました。
しかし、このような結果になり、抜歯に至る可能性も少なくありません。
根管治療を受けた歯は放置せず、きちんと最後まで治療を完了させてください。
柳沢歯科医院
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