根管治療の必要な歯の中はグジョグジョの汚れが溜まっている

根管治療は何をしているのか？

歯の内部に入り込んだ汚れを取り除いています。簡単に言うと「歯の内部のブラッシング」です。

目的は単純明快。しかし、これをやるのが異常に難しいのが、根管治療です。

歯の内部の汚れは凄まじい

では、実際に、根管治療が必要な歯は、どのくらい汚れているのか？

根管治療が必要だったある患者さんの、その歯の内部の状況を提示します。

「探針」と呼ばれる先の尖った器具で内部を触ると、鼻くそのような汚れが出てきました。

さらに触ると、線維性の得体の知れないものも出てきました。

その他の部分を超音波チップで触ると、内部からは、泥のような汚いものが出てきました。まさに「汚物」です。

「そりゃ、根の先にも炎症が起きますよね」と納得の汚れ方です。

外側からはわからない

このような状況。わかれば、皆さん治療を希望されると思いますが、患者さんの立場から難しいのは、根管治療をした歯がどうなっているのか、が外側からわからないことです。レントゲンからも、この汚れはわかりません。歯の内部の汚れはレントゲン写真には写らないのです。

このような状況にならないようにするためには、虫歯にしないのが一番です。しかし、もしも、根管治療が必要になった場合には、精度の高い根管治療を受けることを強くおすすめ致します。

柳沢歯科医院