被せ物の下からクラークがべっちょりと・・・
投稿日:2021年1月19日
カテゴリ:根管治療
被せ物に段差があると内部は汚れます
ある患者さんの左下の奥歯の被せ物をマイクロスコープで見てみました。
すると・・・
被せ物と歯との境目が黒くなっているのがわかります。
さらに拡大して見ると、そこには、隙間がありました。
この内部を探針と呼ばれる尖った器具で触ってみると、内部からは、プラークがべっちょりと出てきました。
被せ物に段差があるため、内部に汚れがたまり、細菌感染してしまっているのです。
これから、被せ物を外して内部をみてみますが、おそらく虫歯が非常に進行し、抜歯になる可能性が高いです。
精度の高い被せ物が重要
このような状況にならないためにも、被せ物と歯の間の隙間ができる限り少なすることが必要です。つまり、精度の高い被せ物が必要不可欠です。
ある患者さんの白い被せ物(メタルボンド)をマイクロスコープでみている写真です。段差が見えないのがわかると思います。
このような被せ物が、歯を守るためには、とても大切です。しかしながら、誰でもできる訳ではありません。きちんと時間を取り、精度の高い技術があり、精度の高い材料を使わないとできません。当院の、自由診療と保険診療の違いは、ここにあります。
このような精度の高い治療を希望される方は、ぜひご相談ください。
柳沢歯科医院
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