穴が空いているケースは抜歯になることもあります
投稿日:2020年12月17日
カテゴリ:根管治療
歯の内部に歯医者が穴を開けてしまう?
日常的に多くの歯科医院で行われている根管治療。しかし、この根管治療、多くの歯科医師ができような簡単な治療ではありません。実際に、日本の保険診療で行われた根管治療の成功率は50%と言われていてす。様々な要因があると考えられますが、半分が失敗しています。これを隠して、多くの歯医者さんは根管治療をしているのですね。恐ろしい・・・
この数字からも、根管治療の難しさがわかると思います。
様々な失敗がありますが、その代表例が「パーフォレーション」。つまり、歯医者さんが、根管治療中に歯の内部に穴ぼこを開けてしまうのです。
このパーフォレーション。MTAセメントの開発により、その問題を解決できる確率は、飛躍的に向上しましたが、残念ながら、難しい場合もあり、このパーフォレーションが原因で抜歯に至ることもあります。
これがパーフォレーションです。歯の内部の写真を撮ったものですが、真ん中に赤い部分があります。これが、パーフォレーションです。赤いのは、血液が見えているからです。
このパーフォレーション。100%ないとは言い切れませんが、精度の高い治療のできる歯科医師であれば、ほとんど起きません。残念ながら、根管治療が必要になってしまった場合は、その歯の一生を考えた時には、精度の高い治療を受けるのが一番です。そのような治療を希望される方は、ぜひご相談ください。
柳沢歯科医院
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