根管治療している歯を途中で放置すると割れてしまいます
投稿日:2020年12月8日
カテゴリ:根管治療
歯がグラグラしている・・・
患者さんは40歳代の女性です。右下の歯がグラグラするとのことで来院されました。
話を聞くと、他院で根管治療を受けた後、忙しくなり、放置してしまった、とのことでした。
実際に、マイクロスコープを用いて、歯の状態を確認してみると・・・
歯にヒビが入っているのがわかりました。
さらに、歯を触ってみると、その一部がグラグラしているのがわかりました。
この後、麻酔をして、そのグラグラしている部分を取り除くと、ギリギリ保存できる状態でした。
このように、根管治療を受けた歯は、かなりデリケートになっているため、強い力がかかると、割れてしまい、最悪の場合、抜歯に至る可能性もあります。
しかしながら、根管治療をしている歯を放置している患者さんは珍しくありません。
もし、根管治療中の歯を放置しているのであれば、最悪の場合、失う可能性もあります。
もしも、根管治療をしている歯を放置している方がおられましたら、今すぐに、精度の高い根管治療を受けてください。歯は、失ってからその大切さに気づくのです。
柳沢歯科医院
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