患者さんの歯磨きが僕らの治療の手助けになります

投稿日:2020年10月16日

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歯磨きの目的

そもそも、歯磨きはなんのために行うのか?

答えは「プラークの除去」です。この細菌と細菌のした「ウンコ」の塊であるプラークを取り除くために行います。

このプラークが、虫歯や歯周病の一つの原因を言われています。

 

歯肉炎の歯肉を触ると大出血します

このプラークが

取り除けないと、歯肉炎になります。この歯肉炎になっている歯茎を触ると、その部分から、多くの血が出ます。

実は、この出血が僕らの治療の邪魔をします。

どのような時か?その一つは、「歯に人工物をセット」するときです。基本的に、歯に被せ物や詰め物を装着する時に、セメントなどを使いますが、歯の面に水分がついていては、そりゃくっつきません。歯が乾いていることが大切です。

そのため、歯肉炎になっている歯に人工物を装着するのは、とても難しいのです。なぜなら、その歯が「血」という水分で濡れ濡れになるからです。

これが、これかた被せ物をセットしようとする歯に、プラークがたくさんついていて、その結果、歯肉炎になり、大出血している際の写真です。マイクロスコープで撮りました。歯の周りについている白っぽい塊がプラークです。これでは、精度の良いセメントも効果を発揮できません。

このように、プラークがついていると、出血し、歯茎から大量の血が出てきます。

このことから何が言いたいのか?

患者さんが歯磨きが確実にできていれば、このようなことにはなりません。つまり、患者さんの歯磨きが、僕らの治療を手助けしてくれるのです。

みさなんが考えているより、はるかに、歯肉からの出血はストレスフルです。被せ物の精度にも影響します。

もちろん、患者さんの口腔内の健康のためにも、歯磨きは必要ですが、僕らの治療の手助けにもなることも知っておいて頂けると、嬉しいです。

柳沢歯科医院