左下の一番奥歯が咬むと痛む患者さん

投稿日:2020年10月13日

カテゴリ:根管治療

左下の奥歯の咬合痛で来院

今回の患者さんは60歳代の男性。左下の一番奥歯が咬むと痛い、とのことで来院されました。

診査をすると、歯の内部の軟組織である歯髄、いわゆる神経が弱っており、歯の内部が感染している可能性が高いことがわかりました。これらのことから、この歯の根管治療を行うことになりました。

実際の歯です。大きな詰め物がついているのがわかると思います。

この詰め物をマイクロスコープを用いて精密に取り除き、

このように神経の入ってる空洞を露出させました。全く出血しませんせしたので、歯の内部の歯髄は壊死していました。

この後、歯の部分がなくなってしまった部分を、コンポジットレジンにて作り、

ラダーダムをして、内部を大きくしていきました。大きくしたところで、内部をマイクロスコープでのぞいてみると・・・

プラークのような粘着せいのあるものと、歯髄の破片のようなものが入り混じったって、汚い軟組織が出てきました。確実なことは言えませんが、これが、今回患者さんを苦しめた症状の原因であるかもしれません。

この後、より歯の内部をキレイにし、水酸化カルシウムを入れ、仮フタをして、この日の治療を終了しました。

お陰さまで、感じていた咬んだ時の痛みは、なくなりました。一安心ですね。

当院では、このような症状で悩んでいる患者さんが、後を絶ちません。これらのような症状を感じており、精密な根管治療をご希望される方は、ぜひご相談ください。

柳沢歯科医院