歯茎の腫れ 原因は歯の内部の汚れ

投稿日:2020年8月25日

カテゴリ:根管治療

歯茎の腫れを訴え来院された患者さん

患者さんは50歳代の男性。矯正中に歯茎が腫れた、とのことで来院されました。以前に、左上の奥歯を同じような症状で抜歯された経験があり、怖くなり来院されたとのことです。

これが治療前の写真です。診査の結果、根管治療が必要と診断し、根管治療を始めました。

 

内部はやはり汚れていました

このように診断したのは、今回の歯茎の腫れの原因が、歯の内部に蔓延った細菌感染である可能性が高かったからです。この細菌感染を取り除き、歯とその周囲の組織の健康を守るのが根管治療なのです。

実際に内部の状況を見てみると・・・

こんなに汚れています。今回のケースでは、綿が入っていました。

その綿を取り除くと、一般的に使用するガッタパーチャポイントが入っていて、その周囲には炎症性の体液と思われる液体が存在していました。

これらを取り除き、可能な限り、内部の細菌感染を除去していきました。

これが、キレイにし終わった際の、歯の内部の写真です。

この後、水酸化カルシウムを入れ、キャビトンで仮封をしました。

 

まとめ

今回の症例のように、歯茎の腫れの原因の代表例は、歯の内部の感染です。そしてこれらを取り除くのが、根管治療です。この根管治療、一般の歯科医院でも行われていますが、実は、とても難しく、誰でもできるものではありません。そのため、治療がうまくいかず、悩んでいる人が後を絶ちません。

根管治療でお悩みの方は、ぜひご相談ください。

柳沢歯科医院