歯の破折とは

歯は強い力がかかると割れてしまうことがあります。それを歯の破折と呼びます。

歯は上部を歯冠、下部を歯根と言います。歯の破折は上部だけの破折を歯冠破折、下部を歯根破折と定義します。 

歯の破折は骨折と同じように、完全に離断した骨折の状態とひびが入った状態があります。

見た目や感覚的に歯が欠けて取れたり動く状態だと認識することができますが、ひびの状態だと症状が出ないときもあります。

破折した場合

 歯冠破折は上部が一部欠けるだけなので小さければ部分的に修復し、大きくても形を整えてかぶせ物をすることで歯を残すことができることが多いです。

しかし、歯根破折を起こしていると、ほとんどの場合が抜歯になることが多いです。

なぜなら破折した部分が大きすぎて治しても破折した隙間からどんどん細菌が侵入して、またすぐに感染してしまうことになるからです。

歯の根の治療

歯根破折は根の治療を行った歯に多くおきます。根っこの治療をしても痛み、腫れが全然ひかない場合は破折している場合があります。

歯の破折がひびの場合は肉眼で確認することが難しいです。

なのでマイクロスコープという歯科用の顕微鏡を使用して確認してもらう必要があります。

まとめ

歯の破折には歯冠破折と歯根破折があります。

歯の破折は完全に割れている状態とひびの状態があります。

歯根破折をしている場合は治療を続けても治らないことが多いです。

ひびの確認はマイクロスコープを使用しないと見つけるのが難しいです。

歯の根の治療で悩んでいて、マイクロスコープを使用している調布市の歯科医院をお探しの方はご連絡ください。