歯の神経を取る必要があると言われました!

投稿日:2020年3月17日

カテゴリ:未分類

歯医者さんに行って「歯の神経を取る必要がある」と言われたことがあるかもしれません。

神経を取るってどういうことだろう?歯を取るのか?どう意味なんだろう?

なかなかイメージ沸かないないですよね。

歯の構造

そもそも、歯の神経?ってところからわからないですよね。

それは歯の構造から知らないと理解できません。

歯は、大きく分けてエナメル質、象牙質、歯髄という三層構造になっています。

簡易的な図を見ていきましょう。

エナメル質は歯の一番外側の白いところです。象牙質はエナメル質の内側にある肌色の部分です。歯髄は一番内側にある赤色の部分です。

エナメル質は一番硬く、感覚はないです。象牙質は歯髄の周りに存在し、感覚が存在します。エナメル質が虫歯で穴が開いたり、欠けて象牙質が露出すると痛みが出ます。そして、歯髄は神経や血管が集まってできている組織です。

 

歯の神経を取るというのはこの歯髄を取るということです。

 

では、なぜ神経を取るのでしょうか?

 

細菌が歯髄まで侵入してしまうと、神経は壊死していきます。壊死したものは取り除く以外治療法がありません。さらに、放置するとどんどん壊死したところに細菌が繁殖していきます。もちろん歯髄まで神経が侵入したら痛みもかなり強く出ます。だから神経は取る必要があります。

大きい虫歯は神経取るの?

しかし、これは、細菌が歯髄まで侵入し、神経が壊死し始めている場合は神経は取らなくてはいけませんが、そうでない場合は神経は残せることがたくさんあります。

大事なのはその状態をしっかり診断して、神経を残せるか、取る必要があるかを見極めるてもらうことです。しっかりした診断をするためには、レントゲン、マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)CT(3Dのレントゲン)等が必要になってきます。

歯を守るためには、丁寧に診断、説明をしてもらい、神経を残せるならしっかり残し、残せないならきれいに神経を取り除き、精密にかぶせていくことが重要です。

 

まとめ

歯は大きく分けてエナメル質、象牙質、歯髄で構成されています。

歯髄は神経や血管で構成されている組織です。

歯髄まで細菌が侵入し、壊死し始めたら、神経を取る必要があります。

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