歯の根の治療で使用するマイクロスコープとは?

投稿日:2020年3月4日

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マイクロスコープとは

簡単に言うとマイクロスコープというのは歯科用の顕微鏡です。

歯科用マイクロスコープは耳鼻科、眼科、脳神経外科などの手術で使われていた手術用顕微鏡を歯科用にしたものです。医科の手術では血管や神経など肉眼では見えない手術を顕微鏡を使って行います。実は歯の治療も歯の神経や虫歯の治療も肉眼での治療は困難なことが多いのです。そこでマイクロスコープを使って精密に治療を行うようになってきました。

マイクロスコープはいつから?

マイクロスコープは最初は耳鼻科、眼科、心臓外科、脳外科などで使用されていましたが、1980年頃から歯科でも活用され始めましたが、残念ながら現在でも7%程度の普及率となっています。やっとここ数年歯科の先生方にも認知され始めたかなというところで、まだまだ自由に使いこなしている先生が少ないのが現実です。

 

虫歯の治療

虫歯になってしまった歯は虫歯の部分を削って、その部分を詰めないといけません。

虫歯を小さく削り、小さな材料を隙間なく充填していく必要があるのです。

歯の大きさは7㎜から12㎜くらいです。その歯の一部が虫歯なのでさらに小さいです。

ちなみに一円玉の直径は20㎜です。それを考えるととても小さいのがわかります。

人間の肉眼の限界は0.2mmとも言われていますが、歯科治療はそれ以上の精度が必要です。

虫歯の取り残しや、適合不良によってそこから再治療になってしまうとさらに歯を削ることにつながってしまいます。そのためにマイクロスコープが必要なのです。

 

拡大鏡

ルーペという拡大鏡を使っているケースもありますが、

拡大率や見える鮮明度に違いがあり実際に歯の根の治療など非常に細かい治療においては、

特にその治療の精度は大きく変わってきます。

マイクロスコープでは最高で30倍に拡大してみることが出来るため、手探りの感覚に頼った治療とは次元の違う根管治療が可能になります。

この画像はマイクロスコープで拡大して治療をしているところです。

拡大率を変えて比較してみます。

 

 

このように、マイクロスコープで拡大して明示することで精密な治療をすることができます。

まとめ

マイクロスコープは歯科用の顕微鏡です。

以前から医科の分野で使用されてきたマイクロスコープが近年、歯科でも使用され始めてきました。

拡大して明示することで精密な治療をすることができます。

マイクロスコープを使用して精密な治療をしている調布市の歯科医院をお探しの方はお気軽にご連絡ください。