口の中でくっつける

投稿日:2020年1月22日

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歯科用セメント

歯科の治療では、虫歯になった場所は金属の詰め物をしたり、白い詰め物で詰めたり、かぶせ物を接着したりすることがあります。基本的にはセメントのようなものでくっつけています。

つまり口の中で接着操作をしているのです。口の中は舌や唾液、呼気などいろいろな因子があります。ここで何となく気づくと思いますが、、、そうです、口の中での接着操作はとても難しい行為なのです。

くっつけるという行為は乾燥していないと基本的にできません。良い例えではないかもしれませんが、セロハンテープが濡れていたらくっつきにくそうですよね。歯科の材料もほとんどの接着するものが水に弱いです。

だから治療中接着する瞬間は機械で風をかけて乾燥して接着するのが普通です。

 

しかし、口の中からは次から次へと唾液が出てきます。むしろ風をかけたら唾液がまき散ることもあります。そんな中で接着操作をしても接着力の低下につながるのは明白です。そこでシビアな接着するときはラバーダム防湿と言って、口にゴムのマスクをかけて唾液がつかないようにする道具を使用する場合があります。この道具によって安全に唾液を排除し、乾燥し、強固な接着をすることができます。実際のラバーダムを使用している写真になります。

 

こちらが普通の状態

 

こちらが金属を除去してラバーダム防湿をしている状態になります。

歯だけを見えるようにしていあります。歯ぐきを覆うことで唾液、舌、頬から守られているのがわかります。医科の手術で使用している穴あきの青いシートで術野だけを見るのと同じコンセプトだと思います。

 

まとめ

口の中での接着操作は難しいです。ラバーダム防湿は唾液を排除できて安全に接着できます。

ラバーダムを使用する調布市の歯科医院をお探しの方はご連絡ください。