歯科の本質は感染のコントロール 痛みを取ることではありません
投稿日:2019年12月29日
カテゴリ:根管治療
痛みに困る患者さんは多いけれど・・・
「歯が痛むから歯医者に行く」これは当然です。しかし、痛みは歯科の本質ではありません。歯科の本質は、「細菌感染」と「咬合力(咬む力)」のこの二つをコントロールすることによって、歯と口腔内の健康を守っています。
そのため、「歯医者で痛みを取る」というのは、本質とは少し外れたところの位置する考え方なのです。そして落とし穴なのです。
私が患者さんに良くする例え話。
世界で一番うまい歯科医師が根管治療しても痛みが出ることはあります。逆に、ド下手な初心者が治療しても、痛みが出ないことがあるのです。患者さんの心象はどちらが良いでしょうか?当然後者なのですが、繰り返しになりますが、これが落とし穴なのです。
患者さんは痛みでしか、歯科の治療を判断できません。なぜなら、目に見えないからです。
マイクロスコープで撮影した動画を実際に見てもらう
そのため、当院では、患者さんにこのような歯科の治療の欠点をマイクロスコープを用いて撮影した動画を見てもらい、納得していただくよう心がけています。
マイクロスコープで撮影した動画の一部の写真です。
まとめ
もちろん、患者さんの痛みを取りたいです。取って楽になってほしいです。しかし、これが本質ではありません。歯科の治療の本質は、患者さんの見えないところにあり、その部分をいかに誠実に行うか、にあります。このようなコンセプトで治療を行なっている調布市の歯医者をお探しの方は、ぜひご相談ください。
柳沢歯科医院
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