こんなジルコニアでいいのか?

投稿日:2019年12月1日

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今日はある患者さんの右上の奥歯に装着されていたジルコニアクラウンについて書きたいと思います。

ジルコニアクラウンとは、保険では適応外の白い被せ物で、一般的に自由診療で扱われます。金属代が高騰している現代では、従来の白い被せ物であるメタルボンドに代わり、ポピュラーになりつつある材料です。

写真はボケていますが、これが右上に装着されていたジルコニアクラウンです。

顕微鏡で拡大すると、なにやら汚れがついているような・・・

器具で触ってみると・・・

大きな段差があり、こんなにプラークが出てきました。

このクラウンでは、内部に汚れがたまり、虫歯になったり、その汚れがさらに内部に浸透し、根の先の炎症の原因に繋がります。

つまり、この被せ物は、10万円もするのに、精度の低い被せ物なのです。

一般的には、白い被せ物だから、保険では効かない材料だから、といった理由で自由診療になるようですが、これは大きな間違えです。いくら高くても、このような精度の低い段差のある材料を装着したなら、それは虫歯になりますよね。

白いから、いい材料だから、そのような理由で自由診療を選ばないでください。時間をかけ、いい型取りの材料を使い、技術を駆使し、腕のいい技工士さんに作ってもらって初めて自由診療なのです。これで、歯を守る被せ物ができるのです。

このようなコンセプトで治療を行っている調布市の歯科医院をお探しの方は、ぜひご相談ください。

柳沢歯科医院