右上奥歯の被せ物の処置

投稿日:2019年11月21日

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右上が痛くてたまらない・・・

これが患者さんの主訴です。調べてみると・・・

親知らずの手前の歯に大きな虫歯がありました。レントゲン写真ではわかりずらいですが、これが痛みの原因であることは、ほぼ間違えないと判断し、残念ですが、奥の親知らずは抜歯して、痛みの原因となっている歯の根管治療を行いました。

術直後のレントゲン写真です。痛みもなくなり、問題なく機能できるようになりました。

 

被せ物の処置がとても大変で重要

この後、被せ物をしますが、実はこのような場合の被せ物の処置を精密に行うのは、とても難しく、大変。しかし、歯を守るためには、とても大切です。どのように行うか、ご紹介しますと・・・

形を整えます。この行程、マイクロスコープで行うのですが、器具が入らないほど狭い範囲の作業となるので、とても大変なのです。しかし、根性で乗り切りました。

形を整え終えたところの写真です。きれいに仕上がっています。

親知らず側の部分をさらに拡大して見ています。青い人口の部分が歯の部分のうち側に来ていて、人工物を被せ物で覆えるようになっています。このあと、型取りをします。そして、出来上がってきたゴールドクラウンです。

この親知らず側の虫歯のあった部分をいかに精度よく被せるか、が、この歯を長持ちさせるキーポイントです。実際にほとんど段差なく装着することができました。

 

まとめ

この治療した歯の正式名称は、上顎第二大臼歯と言いますが、この歯は親知らずがあるため溜まった汚れが原因で、虫歯になり、最悪抜糸に至るケースが少なくありません。さらに、奥の奥なので、治療も煩雑になり、精度の良い治療ができず、抜糸に至ってしまった歯を何本も見てきました。

しかし、このような治療をすることで、長持ちする可能性は格段に上がります。もしかすると、他の歯医者さんでは難しいけれど、自分にはできる治療の代表例かもしれません。これから、問題が起きるかもしれませんが、実際、このようなケースでゴールドクラウンを装着したケースでは、一度も失敗していません。

このような精度の良い被せ物の治療のできる調布市の歯科医院をお探しの方はぜひご相談ください。

柳沢歯科医院