歯茎が腫れている原因を特定したケース
投稿日:2019年7月19日
カテゴリ:未分類
歯茎が腫れている左下の小臼歯
左下の歯茎が腫れているとのことで来院されました。
術前のレントゲン写真です。⚪︎で囲まれた部分に炎症があるのがわかります。
診査の結果、根管治療が必要と判断し、治療を始めました。
治療後3ヶ月です。治療の効果がなく、歯茎の腫れが治りません。
なぜ治らないのか?それは、歯茎の腫れの原因が汚れであり、その汚れが取り切れていないから、です。このような場合は、外科的にその汚れを取りきる必要があるので、歯根端切除か、抜歯で、その問題を解決します。
歯茎を切開し、根の状況を確認しました
ここで問題なのが、その汚れが、どのような原因でこびりついているのか?です。これには、大きく3つの問題がありますが、今回のケースでは、根の先にまだ汚れがついているのか、はたまた、根にヒビが入り、そのヒビの間に入り込んだ汚れが悪さをしているのか、どちらかが強く疑われました。そのため、患者さんと相談し、歯茎を切開し、根の表面をマイクロスコープで確認することになりました。
歯茎を切開し、
根の表面をマイクロスコープで確認すると、ヒビが入っていました。
⭕️で囲みました。このような場合は、基本的に抜歯なります。歯茎の腫れの原因は、根の表面に入ったヒビに入り込んだ汚れであり、その汚れを、抜歯という外科的処置にて取り除く、ということになります。
まとめ
患者さんは、なぜ抜歯なのか?ということを知りたいはずです。当院では、このように、マイクロスコープを用いて、動画で説明し、患者さんに納得していただく治療を心がけています。歯科の治療の本当に価値は、患者さんの目の見えないところにあります。これを、患者さんに見てもらうには、マイクロスコープで撮影した動画が必須です。
このような治療のできる調布市の歯科医院をお探しの方は、ご連絡ください。
柳沢歯科医院
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