死ぬほど痛かった右下の奥歯の根の治療 最終段階

投稿日:2017年11月3日

カテゴリ:根管治療

何度かブログで紹介させて頂いている患者さんです。根の治療が終わったので、その様子を紹介致します。

激痛で来院した患者さん・・・

右下の激痛で来院した患者さん。冷やすと楽になるので、氷水の入った水筒をほっぺたに当てながら来院されました。

術前のレントゲン写真です。診査をして、根管治療が必要と診断し、治療をスタートしました。

つめ物を取ると、内部から膿が出ていました。

根にアプローチするために、穴を開け、

根の入り口を大きくしました。

これが、根の管の入り口を大きくしたところの写真です。

この後、ニッケルチタンファイルを呼ばれるドリルのような材料で、根の管を大きくしました。

そして、最終段階の根の内部に材料を充填する作業に移りました。

熱を加えると柔らかくなる性質を利用し、根の内部に材料を緊密に敷き詰めて行きます。

この作業が終わり次第、土台作りに入ります。

材料をのり付けするため、

表面をきれいにして、

のり付けを行い、

材料を流し込みます。

材料でいっぱいにします。

これで、処置は終わりです。

処置の一連の流れを動画でまとめましたので、ご覧ください。

術後のレントゲン写真です。きれいに、緊密に薬が敷き詰められているのがわかります。

 

まとめ

これで、この歯の根の治療は完了です。医療なので、100%の成功率はありませんが、かなりの確率でこの歯の健康を長い間守ることのできる治療ができたのではないか、と思います。

この後、精度の良いかぶせ物を装着し、さらに、この歯の寿命を長くできるようがんばりますので、患者さんもがんばってくださいね。

最後になりますが、根の治療は必要がなければ、受けないに越したことはありません。必要があれば、この精度の高い治療が求められますが、もう必要がないようにしてくださいね。そのためには、定期的な歯科の受診と掃除、毎日のケアが必要になります。そして、ご家族、知人、友人みんなで、口の中の健康への意識を高まると、ぼくもうれしいです。よろしくお願い致します😊

柳沢歯科医院