死ぬほど痛かった右下の奥歯の根の治療の続き

投稿日:2017年9月26日

カテゴリ:根管治療

死ぬほど痛い右下の奥歯

夜も眠れないほどの痛みを抱え来院された患者さん。

術前のレントゲン写真です。

診査の結果、根の治療が必要を診断し、治療を開始しました。

装着されていたつめ物を外し、内部を確認すると・・・

内部から、膿が出てきました。これは痛いですね。患者さん、よく耐えましたね。

内部に穴を開け、根の管の入り口を確認します。ここで前回の治療は終了しました。

 

今回の治療は根の管を大きくします

根の管の入り口が見つかったら、根の入り口を大きくし、根の治療をしやすくします。

超音波チップとニッケルチタンファイルを駆使し、根の管の入り口を大きくして行きます。

内部にある歯髄と呼ばれる神経も取り除きます。

これが、根の管の入り口を大きくする過程が終了した時点の写真です。

実際の治療の動画があるので、ご覧ください。

このあと、これら3本の根の長さを測定し、

その長さが正しいのか、レントゲン写真で確認します。

問題なければ、ニッケルチタンファイルで根の内部を拡大し、内部をよく洗い、水酸化カルシウムを呼ばれる薬を根の内部に入れ、仮蓋をします。

これで、今回の治療は終了です。

 

まとめ

今回の過程は、根の治療を成功させるために、とても大切なものです。この過程により、根の治療が成功するかどうかが決まると言っても過言ではないです。幸いなことに、この患者さんの治療は、非常にスムーズに行きました。一安心です。

術前に感じていた強い痛みをなくなり、よく眠れるそうです。この言葉を聞いて、また、一安心です。

次回は、根の治療の最終段階、「根管充填」を終え、内部に汚れが入らないよう、確実な封鎖を行う予定です。

柳沢歯科医院