見た目の良い歯に優しいかぶせ物 7/8クラウン

投稿日:2017年9月25日

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白い材料の欠点

近年、見た目を重要視した歯の色に近い白いかぶせ物が流行っていますが、これらのかぶせ物の最大のデメリットは「歯に優しくない」ということです。

歯に優しくない理由 ①硬い

これらの材料は、一般的に硬いため、歯にとっては優しい材料とは言えません。そのため、噛み合っている歯へのダメージなど、懸念材料があります。

歯に優しくない理由 ②脆い

硬いわりに、脆いため、欠けてしまうリスクがあります。すると、その部分から虫歯になるため、再度の治療が必要になるケースがあります。

歯に優しくない理由 ③歯にフィットしづらい

歯にフィットさせるためには、相当の腕が必要です。なぜなら、これらのかぶせ物を精密に作ることがとても難しいからです。白い材料のみで作られたかぶせ物を良く見かけますが、多くな場合、フィットが甘く、歯との隙間に段差があります。

再治療しづらい

これらの白いかぶせ物の材料はとにかく硬く、外すのが大変です。そのため、再度治療が必要になった時には、大変な作業になってしまします。

これらの理由で、白い材料には欠点があります。見た目を重要視するケースでは仕方がないですが、できれば使用したくない材料ですね。

 

歯に一番優しい材料、それは「金合金」

これらの欠点の多くを解消できるのが、金合金です。この材料で作成した修復物を装着した歯は、自分の経験上、トラブルが一つもありません。それだけ、信頼の置ける材料なのです。

しかし、欠点もあります。それが「見た目が悪い」ということです。

 

見た目の悪さを解消した方法「7/8クラウン」

歯の外から見える部分のみを残し、それ以外を金合金で覆う方法です。実際の症例を紹介します。

ある患者さんの口の中です。この口の中に「7/8クラウン」が装着されています。どれでしょうか?

正解は、この矢印のついている歯です。よく見ると、金色の材料が装着しているのがわかると思います。

これを角度を変えて見てみると、

こんなに金で覆われています。

裏側は全部「金」です。実際の動画も提示しますので、ご覧ください。

もう一度、全体を見て頂きますが、これだけ金で覆われているのに、見える部分は歯の部分を残しています。パッと見、は全く金が入っていることなどわかりません。

これが、「見た目」と「歯に優しい」を両立させた「7/8クラウン」です。

 

まとめ

白いかぶせ物を装着する際、「これが歯にとって優しい材料なのか?」と考えてしまいます。見た目を重要視する場合もありますが、やはり、金合金はいい材料です。抜歯になるリスクが減ります。そのため、この7/8クラウンは見た目の良い、歯に優しいクラウンと言えると思います。

このような、歯に優しいクラウンを装着することのできる歯医者を調布市でお探しの方は、ぜひご相談ください。よろしくお願い致します。

柳沢歯科医院