叩くと痛みのある歯の内部の汚れ

投稿日:2017年8月23日

カテゴリ:根管治療

根の治療の後に症状が出てしまう原因は?

歯の内部の汚れが原因です。この汚れとは、細菌感染を意味しますが、この感染により、根の治療した歯が痛むなどの症状が出てしまい、失敗に終わることが多く見られます。こうなると、もう一度根の治療をしなければなりません。これを再根管治療と言います。

この再根管治療が必要になった歯の内部がどのようになっているかを提示致します。

 

左上6の再根管治療

レントゲン写真で根の先の炎症が見られ、叩くとその他に比べ痛みのあった左上6の再根管治療を行いました。

もともと詰まっていたつめ物と虫歯を取り除きます。

それらを取り除き、マイクロスコープで見てみると、歯の内部はこんなに汚れています。

この汚れを超音波チップをニッケルチタンファイルを呼ばれる器具で取り除きます。すると、内部から、どす黒いドロのような汚れと、繊維質の物体が出てきました。

これがある程度きれいにした状態の写真です。

ここまでの処置の動画を提示致しますので、ご覧ください。

ここで今回の治療は終了し、次回の治療でさらに根の内部の汚れを取り除いていきます。

 

まとめ

この内部の汚れでは、歯の健康を守ることは不可能です。歯の内部をきれいにすることにより、根の先の炎症を取り除き、そして、痛みを取り除くことで、歯の健康を保つことができます。

根の治療は、非常に難しい治療です。そのため、他院行った根の治療がうまくいかず、痛みで苦しんでいる患者さんが後を絶ちません。もしも必要になった場合には、根管治療専門Dr.の治療を受けることをオススメ致します。

柳沢歯科医院