歯石が10年間たまり続けると・・・

投稿日:2017年8月21日

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歯石とは?

歯垢に、唾液の中のカルシウムなどの成分がつくことによって硬くなり、歯にこびりついた汚れです。この汚れは、ブラッシングで取り除くことはできません。歯医者さんで使う専用の器具がないと取り除くことはできません。

この歯石を放置すると、どんどん大きくなり、歯に強くこびり付き、歯周病の原因となります。

 

本日来院された10年間放置された歯石

他院で神経の治療が必要と診断された患者さん。口の中を見てみると・・・

衝撃的な歯石がこびり付いていました。こんな歯石は久しぶりに見ました。

患者さんにことの重大さを説明し、振動を与え、歯石を砕き除去していきます。

取り除いた後の写真です。歯茎が真っ赤になり、炎症を起こしています。まさに「歯周病」です。これでは、歯茎がかわいそう、泣いています。

実際の治療の動画を提示致しますので、ご覧ください。

 

まとめ

これが、どういうことを意味しているのか・・・

患者さんにも直接お話しましたが、これは、「心筋梗塞・脳梗塞・認知症のリスク」です。歯周病は、歯の骨を溶かす病気ですが、それだけの認識では、浅いのです。歯周病は、血管の病気を引き起こす「生活習慣病」です。生活習慣病が原因で、寝たきりになり、困っている人々が多いと聞きますが、もし寝たきりになると、家族の時間にも影響を及ぼします。歯周病は、自分だけの問題ではなく、家族全体の問題なのです。

あなたは、いかがでしょうか?歯周病のケアをしていますか?もし、歯科に定期的に通っていない方は、歯周病のリスクがあるかもしれません。歯周病は、痛みがなく進行する病気ですから。

柳沢歯科医院