虫歯になってしまった歯を抜かないために必要なこと
投稿日:2017年7月17日
カテゴリ:根管治療
セカンドオピニオンを求められる患者さんが多い
当院にホームページができてもうすぐ半年ですが、そのホームページが検索されやすくなってきたため、患者さんも増えてまいりました。どのようなことが希望の方が多いかというと、「他院で抜歯と診断された歯が本当に抜歯なのか?」というセカンドオピニオンを求められる患者さんです。
しかし、多くの場合が同じように「抜歯」と診断されます。歯医者サイドも、抜歯したくて診断しているのではないため、心が痛いのも、また事実です。
抜歯にならないために
そこで今回は、虫歯になった歯、特に根管治療の必要になった歯が、抜歯にならないようにするポイントをご説明します。
再治療にならないような治療を最初に受ける
根管治療を行うと、歯の量が減ります。これは、治療上仕方がないことです。さらに、繰り返しの治療を行うと、歯の量がどんどんなくなるため、抜歯の可能性も上がります。そのため、もし根管治療が必要になったのなら、一番最初に、確実な治療を受けることが必須です。
日本における根管治療の環境は非常に劣悪なものです。なぜなら、国民健康保険の報酬があまりにも低いから。そのため、根管治療に力を入れることのできる歯科医院は少なく、結果、質の良い根管治療を受けることが難しいのです。
このような背景があるため、多少費用がかかったとしても、根管治療が必要になったなら、再治療にならないよう、根管治療に特化した病院での治療を受けてください。
精度の良いクラウンを装着する
ここでの精度とは、「歯とクラウンの隙間がどれだけ少ないか」ということです。この隙間が大きいと、内部に細菌が入り込み、虫歯になるなどの悪影響の原因となり、その歯は抜歯に近づきます。
このようなクラウンを装着しましょう。
口腔内をきれいにしておく
根管治療を受けた歯が虫歯にならないよう、毎日のブラッシング、そして定期的な歯科医院でのメインテナンスを受けることが、とても大切です。
まとめ
抜歯されてしまう根管治療を受けた歯の、そん抜歯になる理由は、繰り返しの治療のために、歯の量がなくなってしまうことや、虫歯になってしまうことがあげられます。根管治療の必要になった歯は、歯の「進行癌」に侵されていると言っても過言ではありません。そのため、確実に抜歯に近づいています。
そうならないよう、その歯を守るための知識を身につけて頂きたいと思っています。
柳沢歯科医院
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